ピル外来について

ピル外来では、一人ひとりのライフスタイルやご希望に合わせて、安全で適切なピルをご提案します。
ピルは避妊だけでなく、生理痛や月経不順、PMS(月経前症候群)の改善、子宮内膜症の 治療など、女性の健康をサポートするお薬として、広く使用されています。
当クリニックでは、患者さまの体調やご希望に合わせたピルを処方いたします。初めてピル服用される方や、他院からの切り替えをご希望の方も安心してご相談ください。
ピルの種類
- 低用量ピル
- 避妊目的に使用されるピル。その他にも月経困難症や月経前症候群(PMS)改善目的でも用いられます。
- アフターピル(緊急避妊)
- 避妊のない性行為や避妊に失敗した際に妊娠を避けるため緊急的として内服。
- 中用量ピル(月経移動)
- 一時的に生理日を移動させたい場合や、月経周期を整えたい場合に内服。
※月経困難症、子宮内膜症等の疾患の治療目的以外でのピルの処方は、保険適用されず、自費診療となります。
低用量ピル(経口避妊薬)
毎日ほぼ同じ時間に1錠ずつ内服することで、排卵を抑え、子宮の入り口の粘液を変化させて精子を通りにくくし、万全な避妊状態を保ちます。
また、生理痛の軽減、経血量の減少、生理周期の安定化、PMS(月経前症候群)や肌荒れの改善などが期待できます。
副作用としては、飲み始めの1〜2ヶ月は、一時的に吐き気、頭痛、不正出血、乳房の張りなどがみられることがあります。多くは服用を続けるうちに自然と落ち着いていきます。
アフターピル(緊急避妊薬)
「コンドームが外れてしまった・破れた」「低用量ピルを飲み忘れてしまった」「避妊をしない性行為があった」など、妊娠の可能性がある場合に緊急的に用いるお薬です。
あくまで「緊急時の避妊」として使うもので、性交後72時間以内に1回服用することとされています。できるだけ早く服用することが大切です。
服用後も完全に妊娠を防げるわけではないため、その後の月経の確認が重要で、月経が来ない場合や遅れる場合には妊娠検査や受診が必要になります。
副作用としては、軽度の吐き気、頭痛、だるさ、不正出血、生理時期の一時的なずれなどがあります。
中用量ピル
低用量ピルよりも女性ホルモンの配合量が多く、主に「生理日を一時的に移動させる」ために短期間内服します。
旅行や試験などの予定に合わせて、「生理を早める方法」と「生理を遅らせる方法」がありますので、スケジュールが決まりましたらお早めにご相談ください。
なお中用量ピルによる月経移動では、吐き気、むかつき、頭痛、乳房の張り、不正出血、だるさなどがみられることがあります。
多くは一時的ですが、まれに血栓症が起こることがあり、急な胸の痛み、息切れ、激しい頭痛、ふくらはぎの痛みや腫れ、見えにくさなどがある場合はすぐに受診が必要です。
喫煙、高血圧、肥満、血栓症の既往がある方では、とくに注意が必要です。